2020年1月の 四季のパンレッスン のテーマは「デンマークデニッシュ」でした。
本場のデニッシュが食べたくて、デンマーク・コペンハーゲンへ行ってきました。
パン屋さんには、様々なデニッシュが並び、生地も商品によって何種類も使い分けられていました。
バターや卵の風味があって、生地だけ食べてもおいしいなぁ!と感激しました!!
この回の四季のパンでは、ふっくら食感のデニッシュと、サクサクタイプのデニッシュを仕込み、いろんな成型にチャレンジしました。
1. デンマークデニッシュ(ふっくらタイプ)

ふっくら食感のデニッシュは、卵黄とバターを多めに生地に練り込み、ほんのり甘めで口どけが良い配合にしました。バターの折り込みは、3つ折りを3回行い軽い食感にしています。
生地においしさがありますのでシンプルに編んだだけの成型や、口どけの良さを生かして柔らかいクリームと合わせるのがおすすめです。

デンマークでは1月下旬から2月になると、デニッシュに色とりどりのクリームやフォンダンが飾られたFastelavnsboller(ファストラウンスボラー)といわれるパンがパン屋さんやカフェに並びます。
上の写真は、四角くカットしたデニッシュ生地にカスタードクリームを包んで丸い形に焼き、カット後、苺クリームを絞り、苺とチョコレートをトッピングしました。
こんなにかわいい姿のデニッシュ。テンション上がります!!
2. デンマークデニッシュ(サクサクタイプ)

サクサク食感のデニッシュは、全卵を多めに使用し、甘さは控えめでほんのり塩気を感じる配合にしました。
生地のミキシングを控えめにし、折り込みバターの量は多めにして4つ折り1回+3つ折り2回と折り層を増やすことで、サクサクとしたパイのような食感にしています。
薄く伸ばした生地に、ココアクリームやシナモンクリームを塗り広げ、ぐるぐる巻きの成型にしました。「スネイル」(かたつむりの意味)と言い、デンマークでシナモンロールと言えばこれになります。


本場デンマークでは、デニッシュのことを「ヴィエネーブロー(ウィーンのパン)」と呼んでいました。
逆にウィーンでは、デニッシュのことを「コペンハーゲナー(デンマーク・コペンハーゲンのパン)」と呼んでいます。面白いですね!
「学ぶ」「食べる」を楽しむ
四季のパンレッスンを不定期で開催しています!(大阪教室)

季節のイベントにちなんだパン、旬の食材を使ったパン2種と一品料理またはデザートを作るレッスン。
レッスンの後はみんなで試食。初心者から経験者までお楽しみいただける人気のレッスンです♪
開催日時や内容をレッスン・スケジュールをご確認の上、お申し込みください。