2020年3月の 四季のパンレッスン のテーマは「春のベーグル」でした。
みなさんはどんなベーグルがお好きですか?
以前は硬くてムチムチとした食感のベーグルが多かったのですが、最近はソフトなものや、もちもちとしたもの、バリっとしたものなど、お店によって様々で、バリエーションが豊かです。
この回の四季のパンでは、いろいろな食感のベーグルを作り比較しました。
みなさんそれぞれ好みの食感を見つけたようですよ!
春の食材を使い、色や味の変化も楽しみました。
1. そら豆チーズベーグル(ソフトタイプ)

このベーグルは、ソフトタイプでふっくら食べやすい配合にしました。
ソフトな生地だからこそ、そら豆のほっくりとした食感が際立ちます。
製法は「低温長時間発酵法」です。前日に生地を仕込んで冷蔵庫でゆっくりと発酵させて作ります。
当日は好きなタイミングで焼けるので、家庭製パンでも作りやすい製法です。
2. 桜マーブルベーグル(ソフトタイプ)

このベーグルは、白生地と桜生地を途中で重ね合わせ、桜あんを巻き込んでマーブル状に成型しています。
きれいな桜色に焼きあがるように、オーブンの温度は低めに設定するのがポイントです。
教室のガスオーブンでは、お湯で90秒間茹でた後、160℃で10分、その後140℃で15分焼きました。
3. カレーオニオンベーグル(ムッチリNYタイプ)

このベーグルは、ムッチリとした食感のニューヨークタイプです。
カレー味の生地にオニオンチップ、ベーコン、クルミを練りこみました。
製法はストレート法で、焼く当日にミキシングをし、発酵をとって焼成しています。
成型時にひねってリング状にすると、よりムッチリとした食感になります。
4. 甘夏ベーグル(ふっくらもちもちタイプ)

このベーグルは、ふっくらもちもちとした日本人好みの食感にしました。
全粒粉やシードミックスが入った生地に、甘夏ピールを加えています。
製法はもちもち感を出すために湯種製法で作りました。
あらかじめ全粒粉に熱湯を混ぜ合わせて糊化させた湯種をミキシング時に加えて作ります。
デンプンが糊化する際に、水をたっぷり抱き込むため、もちもちとした食感になります。
製法を変えると、いろんな食感のベーグルができて楽しいですね!
好みの配合ができれば、中に加える具材はお好みで変化させるといいですよ。
いろんなベーグルにアレンジしてみてくださいね!
「学ぶ」「食べる」を楽しむ
四季のパンレッスンを不定期で開催しています!(大阪教室)

季節のイベントにちなんだパン、旬の食材を使ったパン2種と一品料理またはデザートを作るレッスン。
レッスンの後はみんなで試食。初心者から経験者までお楽しみいただける人気のレッスンです♪
開催日時や内容をレッスン・スケジュールをご確認の上、お申し込みください。